クロコダイル革を使用した通帳ケースを手縫いで仕立てました。
一口にクロコダイルと言っても、いろいろな種類があります。
全日本爬虫類皮革産業協会によりますと、取引されているもので以下のワニの4種類、似た種類として2種類があります。
また革の取り方で2種類に分かれます。
まず革の取り方としては、お腹と背中のどちらを活かすかで、肚ワニと背ワニと呼ばれています
ワニの種類としては、
1. イリエワニ(スモールクロコ)※学名の「ポロサス」と呼ぶブランドもあります。
2.ニューギニア(ラージクロコ)
3.ナイルワニ(ナイルクロコ)
4.シャムワニ
似た種類として、
1.ミシシッピーワニ(アリゲーター)
2.カイマンワニ
当アトリエでは、主にナイルクロコやスモールクロコのマット仕上げ(艶無し)を使う事が多いのですが、今回は珍しくスモールクロコのグレージング仕上げ(艶有り)を使いました。
艶の有無で、革の表面の固さやコシが違うので、仕立てるアイテムに合わせた芯材や裏打ちの選択が必要です。
今回は、通帳が8冊、カードが6枚収納したいとの要望でしたので、見た目やサイズ感は長財布に近づいていますね。
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