財布など小さなアイテムを仕立てる際は、「漉き」と呼ばれる革を薄くスライスする工程があります。
また、漉きにも「ベタ漉き」と呼ばれる全体をスライスするものと、「ヘリ漉き」と呼ばれるパーツの外周をスライスするものがあり、それぞれ専用の機械があります。
牛革など、比較的平滑な革の場合は、どちらも機械での加工が可能なのですが、クロコダイルの場合、ウロコによる凹凸があるので、よく切れる革包丁を使い手作業での漉きを施します。
手間は掛かるのですが、仕上がりに大きく影響するので丁寧に進めないといけない工程です。
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