当方では、タンニン鞣しの場合はフノリと染料を用いて仕立てますが、主にクロム鞣しのアイテムのコバ(裁断)面を仕上げる際には処理剤を使用しています。
大量生産をしていないので、作業効率や処理の時間を考えるとタンニン鞣しの方が処理しやすいのですが、クロム鞣しの皮革を用いることが多くなった最近では処理剤を使用した仕上げを施す機会が多くなっています。
いずれにしろ下処理の段階で手間をかけて滑らかにしておくことが重要で、下処理や処理剤の性能はもちろん、その塗り加減なども、そのままアイテムのクオリティに響いてきます。
これまでクオリティを追求して国内外のコバ処理剤をいろいろ試してきましたが、今回は多くのメゾンなどが採用している処理剤をイタリアより個人輸入してみました。
個人輸入とはいえ、想像よりハードルは低く、支払いはPaypalでカード払い、質問はインターネット翻訳任せ、2週間ほどあれば届くことが多く、今回は注文後1週間も掛からずに届いたので、ほとんど国内通販と同じ感覚です。
私を含め、クラフターの方や、職人の方でも海外の道具や資材に興味のある方は多いと思いますが、簡単なので一度試してみてください。
また使用感や感想などあれば報告しますね。
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